(2-09) ソフトウェア・デファインド・コントローラー・アーキテクチャ(SDCA) 今までに説明した通り、Nutanixのplatformはソフトウェアに基づいたソリューションであるが、 ソフトウェア+ハードウェアを統合したアプライアンスとして出荷されている。 コントローラーVM(CVM)は、Nutanixソフトウェアとロジックの大部分が存在しており、最初から 拡張性を有しており、プラグイン可能なアーキテクチャとなっている。
ソフトウェア・デファインドであり、ハードウェアによるオフロード機能に依存していない事の 最大の利点は、拡張性にある。 全ての製品のライフサイクルに伴って、導入されるべき向上と 新しい機能がある。 如何なる専用ASIC/FPGAやハードウェアの機能にも依存しないことにより、 Nutanixはこれらの新しい機能を、ソフトウェアの単純な更新を通じて開発・展開できる。 このことは、例えば重複排除機能(deduplication)の様な新しい機能の展開は、Nutanixソフトウェアの 現在のバージョンを更新するだけで良い。 これはまた、より新しい世代の機能をレガシー・ハードウェア モデル上に展開できることでもある。
例として、以前の世代のプラットフォーム(即ちNX-2400)上で、Nutanixソフトウェアの古いバージョンの 上でワークロードを実行しているとしよう。 実行中のソフトウェアのバージョンは、ユーザーのワークロードが利益を得ることができるはずの重複排除機能が 提供されていないものとする。 この機能を得るために、ユーザーはワークロードの実行中にNutanix ソフトウェアのアップグレードを行い、重複排除機能(dedupe)を獲得することができる。 この操作は非常に簡単である。
機能に似て、新しい"adaptor"や、インターフェースをNDFSに生成することができることは主要な機能の一つである。 製品が、最初に出荷された時、それは単に、ハイパー・バイザーからのI/Oに対して iSCSIをサポートしていただけであったが、今ではNFSとSMBを含むまでに成長している。 将来は様々なワークロードとハイパーバイザのために(例えばHDFS等の)当たらしいアダプターを作り出すことも 可能である。 ここで再度、ソフトウェア更新によって全ての機能を展開できることを繰り返しておく。
このことは、最新で重要な機能を得る為にハードウェアの更新とソフトウェアの購入が必要となる大部分の通常の レガシー・インフラストラクチャと全く異なっている点である。 これとは異なり、Nutanixでは全ての 機能は任意のハードウェア・プラットフォームと任意のハイパーバイザー上で、実行可能なソフトウェアとして展開され、 簡単なソフトウェア更新により利用できる様になる。
ソフトウェア・デファインド・フレームワーク(Software Defined Framework)が、 どの様に見えるのかと云う論理的な表現を以下に示す。
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